溶融アルミニウムめっきグレーチング

『100%アルミめっきグレーチング』
一般的なグレーチングの2倍のコストで、6倍の性能が実現可能。
長寿命化によりライフサイクルコストを抑えます。
塩害が懸念される海岸部、沿岸部でご検討ください！

概要

グレーチングに「溶融アルミニウムめっき」仕上げをすることで、海水や塩水への耐食性が大幅に向上します。
また通常めっきと比較してコストパフォーマンスも良く、塩害対策におすすめできます。

特長

耐食性に優れます

海岸地帯でも高い耐食性に優れ、長くお使いいただけます。
※15年前に設置した場所の現在（2024年撮影）をご覧ください。

【海上橋検査路】

施工後15年経過

コストパフォーマンスに優れます

一般的なグレーチングの2倍のコストで、6倍の性能が実現可能、ライフサイクルコストを抑えます。

※グレーチングの高さやピッチなどの諸条件により、上記と異なる場合がございます。
　詳しくは営業にお問い合わせください。

溶融アルミニウムめっきとは

アルミめっきは、鋼材表面を100％アルミニウムの被覆で覆うことにより、鋼材の腐食を防止するめっきです。
表面処理として一般的に用いられている溶融亜鉛めっきよりも長期の製品保護が可能です。

海岸地帯で高い耐食性を有する

飛沫帯や干満帯などの厳しい腐食環境において、高い耐食性を発揮します。

日本溶融アルミニウム協会が提出した講演会資料のデータより引用

損傷しても高い耐食性を有する

溶融アルミニウムめっきの採用例

（参考）海岸地帯における従来品「溶融亜鉛めっきグレーチング」について

※JIS H 8641 解説付属書2　溶融亜鉛めっきの耐食性より
　実際には、想定以上に腐食が進むことがあります

海岸地帯での腐食事例

腐食環境の厳しい海岸地帯ではコスパの良い『溶融アルミニウムめっきグレーチング』をご検討ください！

施工例

漁港

2024年度設置（取替）

取替前

取替後

取替前

取替後

各種ダウンロードとお問い合わせ

よくあるご質問（ＦＡＱ）について

溶融アルミニウムめっきの規格を教えて欲しい。
溶融亜鉛めっき同様、日本産業規格（JIS）で規定されており、グレーチングのめっき規格はHDA2を採用しています。

JIS H 8642:1995 溶融アルミニウムめっき

※1　めっき厚さは、アルミ層厚さとアルミ-鉄合金層厚さとの合計とする。
※2　溶融アルミニウムめっき2種におけるアルミ層厚さは、原則として10㎛以上とする。

耐食性が溶融亜鉛めっきグレーチングの6倍となる根拠を教えてほしい。
海洋環境(飛沫帯、干満帯、海水部)での暴露試験にて耐食性を確認しています。
試験より6～15倍の結果となり、最低値の6倍で記載しております。

日本溶融アルミニウム協会が提出した講演会資料のデータより引用

納期目安を教えて欲しい。
納期目安は2か月程度となります。
ご検討の際は早めにご相談ください。

受枠も溶融アルミニウムめっき仕上げできますか？
可能です。
ボルト固定式の受枠にも対応できます。

設計や施工で注意する点はありますか？
溶融アルミニウムめっきは、ほとんどの金属材料に比べて電位が低いため、異種金属との接触による腐食（電蝕）を引き起こしやすい性質です。
従って、異種金属が触れる環境では絶縁材を間に挟むなど、部材同士が接触しないようご注意ください。

荷重条件はどこまで対応できますか？
溶融亜鉛めっき同様に荷重条件を問わず使用可能です。

最大製品寸法を教えてほしい？
グレーチングの最大寸法は歪などを考えると幅995ｍｍ×長さ2000mmになります。

製品納品後の曲げ加工や切断加工はできますか？
溶融アルミニウムめっきは曲げ加工や切断加工を行った場合、純アルミ層の剥離が起こり不具合が発生します。
従って、製品納品後の加工は行わないようお願いいたします。

他にも防錆に優れたグレーチングはありますか？
防錆に優れたグレーチングとして、本製品以外にも、ステンレスグレーチング、FRPグレーチングなどあります。
耐食性で選ぶグレーチングのポイントをまとめたサイトもありますので、ご覧ください。
ステンレス？メッキ？耐食性で選ぶグレーチングのポイントとは