はじめに
スチールグレーチングを選定する時、人が歩く歩道には細目を、それ以外は普通目を一般的に使用されていると存じます。
正しいですが、これだけでは安心・安全・快適は担保されません。
グレーチングにはノンスリップタイプがあり、ノンスリップには性能があります。
また、普通目のグレーチングでも、ベビーカーや車いすの車輪がはまりにくいものがあります。
同じ設計価格で、より安心・安全・快適なスチールグレーチングをお選びください。
最新型ノンスリップ「Dグリップ」とは
独自の技術で開発した突起模様により、従来品より摩擦を増やし滑り防止機能を向上させた、最新型のノンスリップタイプです。
滑り抵抗値BPN=40を鋼製グレーチングとして初めてクリアいたしました。
アスファルトやコンクリートの基準値として歩行者が安全かつ円滑に利用できる目安として※BPN=40以上が望ましいとされています。
※BPNとは
BPN とは英国式ポータブル・スキッド・レジスタンス・テスターを用いて求められる数字です。
この数値が大きいと滑りにくく、小さいと滑りやすくなります。
最新型ノンスリップ「Dグリップ」の効果
最新型ノンスリップ「Dグリップ」と旧来型「プレーン」の比較動画です。
雨で濡れた状態を想定して実験しました。
Dグリップ
プレーン
施主様へ
同じ設計価格で、滑り止め効果の高いグレーチングを住民の皆様に提供しませんか!
『建設物価』『積算資料』に掲載されている”すべり止め”の設計価格で最新「Dグリップ」がお使いいただけます。
設計書や仕様書に『ノンスリップBPN=40相当』と一筆追加いただければ、メーカー指定にもならず、すべり止め効果の高いグレーチングが施工されます。
記載例は下記を参照ください。
記載例
スチールグレーチングの場合となります。
普通目と細目の2パターンご用意しました。
すべり止め効果があり、かつ効果の高いグレーチングを施工で担保します。
ノンスリップ(BPN=40相当)と記載いただくことで、旧来型のプレーンを避けつつ、かつ効果の高いノンスリップを求める内容です。
ノンスリップ(BPN=40相当)は複数社が対応しているので、メーカー指定になりません。
記述2「クロスバーピッチ50mm」について
クロスバーピッチ50mmは普通目のスチールグレーチングに対してとてもお得な仕様です。
記載いただくと、車輪の落ち込みを軽減させる50mmピッチが担保されます(写真右)。
記載が無いとクロスバーピッチ100mmが施工される可能性が残ります(写真左)。
クロスバーピッチ50mmは複数社が対応しているので、メーカー指定になりません。
※細目は、主部材のピッチが狭いので、記載不要です。
記述3「圧接式」について
スチールグレーチングの製法には、圧接式と組立式があります。
圧接式は、ベアリングバーとクロスバーを密着させ、熱と圧力を加えて金属同士を融合させて接合します。
ベアリングバーに穴をあけてクロスバーを通す組立式と異なり、ベアリングバーを欠損させることなく圧着させますので、とても頑丈な製法です。
最もポピュラーで、公共事業では当たり前なので今さらと思われるかと存じますが、記載いただくことで確実に圧接式グレーチングが担保されます。
圧接式グレーチングは複数社が対応しているので、メーカー指定になりません。
施主様専用ご相談窓口
ご相談、ご質問などありましたら、こちらの専用窓口よりご連絡ください。
弊社担当者が対応させていただきます。
最後に
株式会社ダイクレとは
日本で最初にグレーチングを製造、日本最大のグレーチングメーカーです。
クロスバーピッチ50mmやノンスリップの標準装備を最初に実施しました。
日本各地に営業所や工場を備え、日本全国をカバーしております。
事業所情報はこちら
この取り組みについて
グレーチングの上で転倒した、ベビーカーや車いすの車輪がはまったなど、グレーチングに関するトラブルが、施主様にも届いたことがあるかと存じます。
弊社としては、グレーチングをこれから未来も使っていただきたく、今後施工されるグレーチングは安心・安全・快適な最新のグレーチングを使っていただきたいとの思いから取り組んでおります。
旧来型プレーンタイプで、クロスバーピッチ100mmといった、今となってはリスクとなった旧タイプのグレーチングから、最新のグレーチングへ交換などが進むことで、住民の皆様が事故無く、安心・安全・快適に生活できことを施主様と一緒に目指していきたいと考えています。