グリーンパネル(ロックボルト・鉄筋挿入工用受圧板)

グリーンパネル(ロックボルト・鉄筋挿入工用受圧板)

概要

 

NEW!
『壁面用グリーンパネル』NETIS登録されました!
NETIS登録番号:CG-220018-A

地山補強に使われるロックボルト(鉄筋挿入工)用の受圧板です。
格子構造により、通水性が高く、全面緑化が可能です。

『建設物価』『積算資料』にて 設計価格 が、『土木施工単価』『土木コスト情報』にて 設置歩掛 が掲載されている 一般工法 となります。

47都道府県すべてに納入実績があり、国・都道府県・市町村・民間(高速道路)など幅広い施主様にご採用いただいており、実績件数は6,900件以上ございます。

FRP製で強靭・軽量・耐腐食に優れ、各種ボルトや保護キャップ、各種工法と併用が可能です。

急なご要望でも、万全の在庫体制を敷いています。

 

 

特長

FRP製

強靭で、腐食の懸念が無く、ライフサイクルコストを削減できます
軽量なため施工性が向上します
グリーンパネルは、不燃性の評価を取得しています
バイオマスマーク認定の製品で、環境に配慮できます

青線がガラス繊維で幾重にも折り重ねてます

格子構造

面として機能する格子寸法なので、受圧面積が法枠より大きく、地山をより被覆できます
モルタル吹付や連続繊維補強土と併用できます
通水性が高く、全面緑化が可能です

グリーンパネル ハンドブック より抜粋≫

施工性

独立受圧板なので、逆巻き施工に適しています
法枠と比べて工程数が少なく、熟練度も必要としないので、工期が約半分に削減でき、省力化ができます
人力による施工が可能なため、特別な重機が不要です 

規格

製品名 寸法(㎜) 重量(㎏) 面積(m²) 許容設計荷重(kN) 標準色
レギュラーサイズ 967×967×40 17.5 0.935 123 ダークブラウン
ミドルサイズ 647×647×40 7.8 0.418
ハーフサイズ 407×407×40 3.1 0.165
ラージサイズ 1,408×1,408×50 39.5 1.982
壁面用レギュラーサイズ 967×967×40 21.2 0.931 ライトグレー
壁面用ミドルサイズ  647×647×40 9.8 0.416
壁面用ハーフサイズ 407×407×40 4.3 0.164

壁面用グリーンパネルはNETIS製品です。
NETIS登録番号:CG-220018-A

グリーンパネル専用の不陸調整マットもございます。
グリーンパネルの現場、およそ3件に1件の割合でご採用いただいております(2023年度実績 39.5%)
『不陸調整マット』 をみる

構造

グリーンパネル 断面図

グリーンパネル 断面図

鉄筋挿入工 構造図(例)

鉄筋挿入工 構造図(例)

レギュラーサイズ

ミドルサイズ

ハーフサイズ

設計・積算・施工要領書

施工手順

  • 削孔

    削孔

  • 鉄筋挿入

    鉄筋挿入

  • セメントミルク注入

    セメントミルク注入

  • パネル設置(人力施工)

    パネル設置(人力施工)

  • 頭部背面処理

    頭部背面処理

 

グリーンパネルの施工がアニメーションでご覧いただけます
『施工動画』
一般財団法人 経済調査会 運営サイトより

施工例

  • 切土法面

    切土法面

  • 高速道路・鉄塔周辺

    高速道路・鉄塔周辺

  • 急傾斜地

    急傾斜地

  • 既設枠内補強・壁面補強

    既設枠内補強・壁面補強

  • 壁面補強

    壁面補強

  • 特殊塗装

    特殊塗装

  • モルタル併用

    モルタル併用

  • モルタル併用(埋設)

    モルタル併用(埋設)

  • トンネル坑口

    トンネル坑口

  • 自然斜面

    自然斜面

  • 既設枠内補強

    既設枠内補強

  • 土砂災害警戒区域解除工事

    土砂災害警戒区域解除工事

  • 排水補強パイプ併用

    排水補強パイプ併用

  • 擁壁工背面補強

    擁壁工背面補強

  • ラージサイズ使用例

    ラージサイズ使用例

  • 砂防堰堤

    砂防堰堤

  • 軽量盛土工背面補強

    軽量盛土工背面補強

  • 植生マット併用例

    植生マット併用例

よくあるご質問(FAQ)

【材料】

FRPについて教えて欲しい。
ガラス繊維などの繊維をプラスチックの中に入れて強度を高めた複合材料。軽量・強靭・耐腐食・耐候性など優れた特性があり航空機・自動車・船舶・鉄道車両など様々な分野で使われています。

グリーンパネルのFRPについて教えて欲しい。
レギュラーサイズには、600m以上のガラス繊維が縦横に何層も織り込まれており、重量にすると4kg以上、製品重量の25%以上を占めます。
ガラス繊維を連続(長繊維)で織り込むので、繊維の入らない一般的なプラスチックより、強くて粘り強い構造となり強靭です。
腐食の懸念も無くでメンテナンスフリー、LCC(ライフサイクルコスト)に優れます。

≪ガラス繊維 拡大≫

バイオマスマークについて教えて欲しい。
グリーンパネルは、バイオマス樹脂を採用し「バイオマスマーク認定」の環境にも配慮した受圧板です。
バイオマスマークは、生物由来資源であるバイオマス樹脂を採用し、品質及び安全性も良好であることを認定された環境配慮型製品に付されるマークです。

耐候性について教えて欲しい。
FRPは一般のプラスチックと比べて耐候性に優れ、屋外で使われる、航空機・自動車・船舶・鉄道車両でも採用され紫外線などの影響が少ないのが特長です。
グリーンパネルは緑化環境にあれば、草や基材に覆われ、紫外線などの影響も殆ど無いと考えます。
グリーンパネルは、紫外線吸収剤を入れ、劣化しにくいダークブラウン色を採用しています。
壁面などで常時紫外線にさらされる環境には、更に耐候性を上げた壁面用グリーンパネルをご用意しております。

不燃性について教えて欲しい。
グリーンパネルは、「JIS K6911 A法」の耐熱性試験を行い、独立受圧板で唯一、不燃性の評価を取得しております。

【適用】

鉄筋挿入工、アンカー工など適用できるのはどれですか?
鉄筋挿入工が採用される補強全般に適用できます(ネジ節棒鋼、自穿孔ボルト、パイプ、注入式ボルトなど)。
アンカー工には適用できません。

『アンカーパネル』 をみる

適用する頭部キャップを教えて欲しい。
一般的な頭部キャップ全般に適用できます。
低頭型キャップも各種適用できます(フラットキャップ、UFOキャップなど)。

『低床型キャップ各種』 をみる

適用する現場を教えて欲しい。
道路法面、ダム、自然斜面、急傾斜、盛土などで実績があります。
近年は、既設法枠の枠内、擁壁などの維持補修が増えています。
山間部だけでなく都市部へも、施工場所が広がっています。

適用する斜面を教えて欲しい。
切土が一般的に多く、自然斜面・盛土でも実績がございます。
不陸整正を行うことで、適用範囲は広がっています。
ただし、不陸が大きく整正できないケースでは、ご使用になれません。

適用する気候を教えて欲しい。
FRP製のグリーンパネルは、北は北海道から、南は沖縄まで様々な気候で多数実績があり、寒冷地・温暖地でも問題ありません。

実績はどれくらいありますか?
47都道府県で、6,500件以上の実績がございます(2024年3月現在)。
国交省・都道府県・市町村・公団・民間(電力・鉄道含む)などの施主様に、ご採用いただいております。

【設計】

設計はどのようにすればよいですか?
設計ソフト「補強土」に登録されており、簡単に設計いただけます。

グリーンパネルの法面工低減係数を教えて欲しい。
μ:0.7~1.0 ※推奨値:μ= 1.0
※グリーンパネルは法枠相当品のため、法枠工と同じ低減係数をご使用ください。
その他、パネルの面積、ロックボルトの長さとピッチで算出する事例もございます。

設計価格・歩掛を教えて欲しい。
一般工法として業界専門誌に掲載いただいております。
設計価格‐「積算資料」「建設物価」
設置歩掛‐「土木コスト情報」「土木施工単価」

グリーンパネルのコストパフォーマンスは良いですか?
【円/㎡】で、他との比較が可能で、コスパは良いと考えております。 
(円/枚 は被覆面積を全く考慮しない比較となります)

受圧板の価格と、面として有効な受圧面積で計算ください。
価格 (円)÷受圧面積 (㎡)=コスパ(円/㎡) 

グリーンパネル レギュラーサイズ の時
31,300円÷0.935㎡=33,476円/㎡
(積算資料・建設物価より)

法枠F300 @2,000 の
72,150円÷1.110㎡=65,000円/㎡
(3.7m x 19,500円/m東京都版)

法枠F300 @1,500 の時
52,650円÷0.810㎡=65,000円/㎡
(2.7m x 19,500円/m東京都版)

格子の開口部を受圧面積に入れて大丈夫ですか?
グリーンパネルは、地山を面で捕捉する大きさで格子を設定をしており、受圧面積は面(外寸=面積)でお考えいただいて大丈夫です。
グリーンパネルは、他の受圧板と比べても受圧面積が大きく、法枠以上の被覆面積を確保できます。

≪面で被覆し、通水も確保(自然斜面にて)≫

配置ピッチを教えて欲しい。
グリーンパネルの配置は、※1.5m×1.5m (1枚/2.25㎡)の千鳥配置 を推奨しております。

※グリーンパネルの配置間隔は、補強材の配置間隔に依るため現場状況により、1.0m×1.0mや2.0m×2.0mの実績もあります。

何分勾配まで使えますか?
グリーンパネルは垂直の擁壁補強でも実績があります。
グリーンパネルが勾配の制約となるというよりは、緑化するケースで、緑化可能な勾配が制約になるとお考え下さい。

鉄筋の角度は何°まで振れますか?
角度は20°まで許容できます。
コマナットや台座と併用し角度補正にも対応できます。

NETISなど技術登録はされていますか?
壁面用グリーンパネルはNETIS登録番号:CG-220018-Aにて掲載。
グリーンパネルについては、2017年4月20日、掲載期間が満了し、掲載終了しました。

掲載時の位置付けは、『NETIS「活用促進技術」CG-010007VE』で、「発注者指定型における活用件数の多い新技術」ランキングでは、ベスト10入りしていました。
現在は”新技術”から”一般工法”になりました。

サイズの使い分けを教えて欲しい。
レギュラーサイズを基本とし、レギュラーサイズが設置不可能な時に、ミドルサイズ・ハーフサイズを活用いただいております。

(例)枠内補強、障害物を避けるなどレギュラーサイズ(0.935㎡)をピッチ@1.5mで使用いただくと、法枠より被覆面積が上回り、同等以上になります。

壁面用グリーンパネルのことを教えて欲しい。
グリーンパネルに同素材のFRP板を一体成形で取付した製品です。
壁面では通常のグリーンパネルは「色が馴染まない」「メッシュ部にゴミが溜まる」「耐候性を上げたい」というニーズにお応えできます。

≪壁面用グリーンパネル≫

特注寸法も対応できますか?
グリーンパネルは現場のニーズに合わせて、特殊寸法も対応させていただきます。
ご要望の寸法が、規格品に無い時は、ご相談下さい。

色を変えることできますか?
対応可能です(別途見積となります)。
標準は景観に馴染む色として、ダークブラウンを採用しています。

【施工】

逆巻き施工はできますか? 
グリーンパネルは逆巻き施工が可能です。非常に軽量なので、安全に逆巻き施工も行えます。

グリーンパネル ハンドブック より抜粋≫

工期の目安を教えて欲しい。
法枠と比べて、養生が不要で、工程数も少なく、約50%の短縮が可能です。

グリーンパネル ハンドブック より抜粋≫

作業量の目安を教えて欲しい。 
法枠と比べて、養生が不要で、工程数も少なく、約50%の短縮が可能です。

不陸対応を教えて欲しい。
グリーンパネルを設置したとき、接地面が出来るだけ均一になるよう、凸凹を調整してください。
それでも不陸がある場合、グリーンパネル専用の不陸調整マットもご用意しています。
グリーンパネルの現場、およそ3件に1件の割合でご採用いただいております。(2021年度実績 32.5%)   

『不陸調整マット』 をみる

植生マットとの併用はできますか?
グリーンパネルと植生マットの併用は可能です。
基材吹付のプラント設置が不要になるので、施工が早く・静かに・省力で行えます。

ラス網の位置はグリーンパネルの上か下かを教えて欲しい。
ラス網はグリーンパネルの上でも、下でもどちらでも問題ありません。
施工しやすい方をお選びください。
緑化する時は下に、モルタル吹付の時は上が多い傾向があります。

【設計変更について】

法枠からグリーンパネルへの変更はできますか?
法枠と同等以上の許容設計荷重、被覆面積があり、変更の実績も多数あり可能です。
ただし、不陸が大きく整正できない場合は、受圧板はお薦めいたしません。
今までの変更理由に、工期短縮・逆巻き施工・省力化などがありました。

他製品からグリーンパネルへの変更はできますか?
現設計の条件をグリーンパネルが充たしていれば可能です。
設計条件(同等以上の面積・許容設計荷重など)を必ずご確認下さい。
弊社でも、資料をいただければ確認させていただきます。

【環境】

全面緑化できますか?
メッシュ形状を活かし、全面緑化も可能です。

バイオマス樹脂を使う効果を教えて欲しい。
バイオマス樹脂を使用すると、化石資源の使用量が低減し、CO2削減効果があります。
ちなみに弊社の2018年度の出荷量から算出した削減効果は154tで、これは15万人が1日に吐き出すCO2排出量に相当します。 
バイオマス樹脂の普及推進に対するこれまでの取り組みが評価され、『第8回 バイオマス製品 普及推進功績賞』を受賞いたしました。

『第8回 バイオマス製品 普及推進功績賞』

【配送】

納期を教えて欲しい。
在庫体制を敷き、速やかな納入が可能です。

≪在庫≫

荷姿を教えて欲しい。
パレットに載せて、ストレッチフィルムで巻いて出荷しております。

≪荷姿≫

運送方法を教えて欲しい。 
小口は、路線便にてお届けいたします。路線便の取扱重量を超えた時は、貸切便にてお届けいたします。


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