去る平成25年8月30日、京都市南区,龍谷大学アバンティ饗都ホールにて「第49回近畿・中国・四国地区 治山林道研究発表会」が開催されました。
治山に関わる行政の方々が日頃の研究成果を発表する大会で、この度は16の機関が参加されました。
その中で、兵庫県森林動物研究センター様が、「集落柵開口部のシカの侵入防止対策について」という表題で、弊社の「テキサスゲートグレーチング」の施工後の効果について発表して頂けました。
これは、兵庫県朝来農林振興事務所林道建設課様が、集落の開口部におけるシカ侵入防止策として、ふるさと林道「山東・朝来線」の起点に設置した「テキサスゲートグレーチング」に、本当にシカの侵入防止効果があるかを追跡調査した結果として発表され他を含めた16の発表の中から、最優秀賞をいただきました。
発表内容:集落柵開口部のシカの侵入防止対策について
シカの行動映像
資料提供元:「兵庫県森林動物研究センター」
①格子を地面に置く
格子状の障害物を地面に置いただけの場合、歩きにくそう にして嫌がっているように見えますが、なんとか足を入れて 跳び越えていってしまいます。
②光や音、超音波で侵入防止を試みる
シカの侵入をセンサーで感知し、光や音、超音波で威嚇し 侵入防止を試みました。最初は警戒して立ち止まりますが、 それ以上なにも起こらないのがわかると、次々と侵入して 行きます。
③テキサスゲートグレーチングを設置
テキサスゲートグレーチングを設置したところでは、 鹿が通りたそうに前をうろうろしたり、端あたりから 行けないか試みたりしていますが、よほど違和感 があるらしく、鹿の警戒心を解くことはできなかった ようです。忌避効果がありました。