CASE STUDY
協業事例
摩擦攪拌接合方法

近畿大学との協同研究についてご紹介します。
この研究では、板厚が1mm以下の複数の金属板を接合するための摩擦攪拌接合方法について、より良い継ぎ手を作製するための課題を解決するための解決策を模索しています。
具体的には、球面状のツールを用いて接合を行うことで、極端な薄板の突合せ継ぎ手を製作する場合に、良好な継ぎ手を作製することが可能であるということが知られています。しかしながら、ツールの圧入により若干の板厚が減少するため、薄板ではわずかな板厚の減少でも元の板厚に対する減少率が大きくなり、継ぎ手強度等でも不利に働くことが考えられます。そこで、本研究では、球面状ツールを用いた薄板の突き合わせFSW(摩擦攪拌接合)に注目し、ビード形状、攪拌領域、残存板厚および機械的性質に優れた継手を得るための解決策を探求しています。
また、この研究に関連して、特許第7203373号を取得しています。
近畿大学との協同研究により、より高品質な金属板の接合方法についての知見を得ることができると期待されています
【特許公報】
特許番号 :特許第7203373号
出願日 :平成30年10月31日
発明の名称:摩擦攪拌接合方法
出願日 :平成30年10月31日
発明の名称:摩擦攪拌接合方法
