グレーチングの基礎知識

グレーチングとは
グレーチングとは、鋼材を格子状に溶接した製品のことをいいます。(英語:grating)
グレーチングは等間隔で平行かつ垂直に並べられたベアリングバーに対し、直角方向にクロスバーが接合されている。
ベアリングバーは溝の幅・桝の大きさと想定する耐荷重によって高さ・厚さが決定される。またピッチも使用する主部材によって変化する。
クロスバーは主部材を垂直かつ平行に保持する役割を持つ。
エンドプレートは主部材に対して直角方向の端に設けられ、縁取りをつけるために設けられている。
グレーチング業界では、横断溝と側溝については、ベアリングバーに対して、車の進行方向が平行なものを横断溝、直角なものを側溝という。
グレーチングの役割
グレーチングの基本的な機能は速やかな排水を促すために、水だけが流れ、人や物の落下を防ぐこと、溝に蓋をすることにより、人や車両の通過を容易にすることと言えるでしょう。
そのためグレーチングは“街のいたる処にあります。”
たとえば、道路の脇、歩道と車両の境目、駐車場、ビルや建築物の周囲、公園、競技場、商店街、また建物の中など、少し見回せば目に入らないことはないほどです。
さらに、広い意味での床材としても活躍しています。
工場や清掃工場、火力発電所などでも広く利用されています。
それほど、身近なグレーチングは快適な住環境、都市空間を創造する為には、欠かすことの出来ないものです。
また、ライフスタイルの多様化に伴い、都市に求められる機能も幅広くなり、グレーチングも使われる場所、目的により求められる性能、機能が異なっています。
グレーチングのタイプ
大きく分けて、以下のタイプがあります。
U字溝タイプ

”みぞぶたタイプ”にLアングル(みみ、はね、つば)を溶接し、側溝にひっかけるように設置するタイプです。
住宅や公園など幅広く使用されております。
強度的にはT-14までが一般的で、高強度(T-25・20)が求められるところには不向きです。
みぞぶたタイプ

最も基本的なグレーチングで、みぞぶたタイプです。
事前にセットされた受枠に置いて使用します。
かさあげタイプ

”みぞぶたタイプ”にかさあげ材を溶接した、かさあげタイプです。
コンクリート二次製品の中に置いて使用します。
ますぶたタイプ

側溝の所々にある集水桝用のますぶたタイプです。
事前にセットされた受枠に置いて使用します。
グレーチングの素材
スチール

ステンレス

FRP

以上が、代表的な素材で、合成ゴムやアルミ、FRP以外の樹脂など素材もあります。
目的、用途、強度、コストなどでお選びいただけます。

ソフトカバー(合成ゴム)
グレーチングの荷重
グレーチングにかかる荷重によって車道用と歩道用に分かれております。
車道用はT-25、T-20、T-14、T-6、T-2と上載する車両によって選択します。

グレーチングの安全性
誰もが安心して暮らせる街づくりを目指し、高い安全性と環境に配慮したグレーチング、時代もバリアフリー社会の実現が求められています。
歩行・走行性の良いグレーチング
歩道部や自転車が通る場面では、シルバーカーやベビーカー、車椅子、ハイヒール、自転車(特にロードバイク)等の細いタイヤが通過する際、溝にはまり、転倒事故を引き起こすことが懸念されるので、一般的には細目のグレーチングが採用されます。
ダイクレの普通目のスチールグレーチングは、補助部材ピッチが50mmを標準仕様としており、車輪の落ち込みが軽減できるようになっていますので、「補助部材ピッチ50mm」で発注ください。

ノンスリップグレーチング(BPN=40相当)
雨天時で濡れている時など、道路面よりグレーチングは滑りやすいという問題があり、特に古くからある規格のプレーンタイプ(ノンスリップ無し)が、今もなお設置されており、これらの原因となっています。
ノンスリップ加工を施したグレーチングが標準としてありますので、滑りたくない場所にはノンスリップで発注ください。
ダイクレのスチールグレーチングでは、独自の技術で開発した突起模様により摩擦を増やしスベリ防止機能を向上させた、新型ノンスリップ「Dグリップ」を標準仕様として展開ししています。
ダイクレでは業界で初めてノンスリップタイプを標準仕様とし、「Dグリップ」で滑り抵抗値BPN=40を鋼製グレーチングで初めてクリアしました。
そういった流れもあり「建設物価」や「積算資料」でもすべり止め(ノンスリップ)と記載されており、ノンスリップが標準となりました。

丈夫なスチールグレーチング
スチールグレーチングの製法には、圧接式と組立式があります。
圧接式は、ベアリングバーとクロスバーを密着させ、熱と圧力を加えて金属同士を融合させて接合します。
ベアリングバーに穴をあけてクロスバーを通す組立式と異なり、ベアリングバーを欠損させることなく圧着させますので、とても頑丈な製法です。

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