SOLUTION

グレーチングに求められる最も基本的な役割は、排水と安全な通行の確保です。

加えて、ベビーカーの車輪や杖が引っかかりにくいバリアフリー対応や、観光地などでの景観に配慮したデザイン性も重視されています。

以下では、素材ごとの特性をもとに選定のポイントをご紹介します。

スチール(鋼製)

最も広く使われている素材です。SS400は安価で軽量、粘り強く壊れにくい特性を持ちます。

表面処理は溶融亜鉛めっきが標準で、長期使用に対応します。塩害地域向けには、溶融アルミニウムめっき溶融亜鉛アルミニウム合金めっきも選択可能です。

バリアフリー対応の細目タイプも充実しており、開口率は普通目で70%以上、耐荷重はT-25、空港・港湾・橋梁などの活荷重まで対応可能。

幅広い性能要件を満たす万能な素材です。

☆スチール(鋼製)と鋳物(ダクタイル)の詳しい比較は こちら

鋳物(ダクタイル)

鋳物ならではの風合いを活かした景観製品として根強い人気があります。デザインの自由度が高く、マンホール蓋などでその特性が発揮されています。排水性よりもデザイン性を重視する用途に適した素材です。

スチールと比べると高価で重く、脆性破壊のリスクがある点に注意が必要です。型が必要なため、特注・少量生産には不向きです。また、開口率が低い傾向にあるため、排水性能が求められる現場では事前に考慮して選定する必要があります。

ステンレス(SUS)

景観性に優れ、都心部や建築物周辺での採用が増えています。錆びにくく、独自の光沢と風合いが特長です。スチールと比べると数倍の価格になりますが、美観を重視する場所で多く選ばれています。

組立式で製造され、耐荷重は歩道用からT-20まで対応していますが、主な用途は歩道・軽荷重が中心です。FBやIBタイプは開口率が高く、排水能力もしっかり確保できます。

FRP(ガラス繊維強化プラスチック)

ガラス繊維とプラスチックを組み合わせた複合素材で、軽量・強靭・耐腐食・耐候性に優れています。建築・土木・プラントをはじめ、床材・天井・壁材など幅広い分野で活用されています。

錆びない・軽量という特性から、スチールが使いにくい環境での採用が広がっています。スチールと比べると高価ですが、耐荷重は歩道用からT-20まで対応しており、歩道用での使用が中心です。