FAQ

FRPグレーチング(ファイバーグレーチング)とは ~用途と性能について解説~

FRPグレーチングとは

 ファイバーグレーチング( FRPグレーチング )は、ガラス繊維強化プラスチック(FIBER・REINFORCED・ PLASTICS 略して“ FRP ”) で 作ったグレーチング( 格子形状の蓋 ) です 。

 

FRPグレーチングの用途

 FRPグレーチングは溝・水槽の蓋・歩廊・スクリーン・目隠し板・手摺パネル・日除け・扉・天井・屋根と様々な用途に使用できます。

とくに耐薬品性能を要求される薬品工場の床材や、腐食環境の厳しい海上施設などのに使用されます。

 

FRPグレーチングの開口率

 FRPグレーチング の開孔率は、正方形40×40メッシュで67%、長方形25×100メッシュで68%、QT25×25メッシュで51%となります。

 

FRPグレーチング の板厚および裏表について

 ノンスリップタイプが図A、プレーンタイプが図Bとなっています。どちらを上面につかっ ても強度は変わりません。

 

FRPグレーチングの滑り止め性能

〈目的〉

 FRPグレーチング のすべり止め性能を確認する目的で実施した。

 その際、比較の目的でコンクリートに ついても同様に試験を実施した。

〈試験方法〉

 載荷板に紳士靴の靴底を取り付け、その上に人荷重を想定した 60 のバラストを載荷して、油圧ジャッキで水 平に引張った。

 載荷板をゆっくりと引張り、ロードセルを使用して、すべり始め荷重を動ひずみ計にて測定した。

 

FRPグレーチングはホルムアルデヒドを含むのか

 平成15年7月施行の改正建築基準法によりホルムアルデヒトを使用する建材が規制の対象 となりました。そのため次のような確認試験を行ないました。

 

FRPグレーチング (ファイバグレーチング) の細かなキズや割れについて

 当社の FRPグレーチング は、製品に充分な強度を持たせ、耐久性を増す目的で加熱して 成形しております。

その為製作時に、割れ(クラック)が生じたり、気泡(エアー)が出来てしま います。

製作の基準として、巾2mm・長さ10mm以上のものは、補修仕上げを、それ以下の ものについてはそのままの状態で出荷しております。

なお、上記基準以下の割れ等による強 度低下はほとんどありません。

FRPグレーチングの記事