床用グレーチングの設計荷重及び許容たわみについて
設計荷重3.5kN/m2については、建築基準法関係法令集を基に定めています。
建築基準法:床の構造計算をする場合、荷重条件は3.5kN/m2とする。
設計荷重:5kN/m2については、道路橋示方書を基に定めています。
道路橋示方書:歩道等には群衆荷重として5.0kN/m2の等分布荷重を載荷する。
床板用グレーチングの許容たわみの根拠を下表に示します。

床用グレーチングがたわみを重視して設計を行う理由について
床用グレーチングは設計荷重の対象が基本的には人のみであり、許容応力(=16kN/cm2)を基準に設計を行った場合、
グレーチングの許容スパン(最大スパン)が大きくなり、供用時、大きなたわみを発生する結果となります。
従って、結果的に許容応力よりもたわみを重視した設計となります。
床用グレーチングの許容応力=16kN/m2について
建築基準法令集(日本建築学会)第90条によると、一般構造用鋼材の許容応力度は「基準強度F/1.5」と定められています。
ここでSS400 の基準強度Fは、F=23.5kN/cm2
「最新建築基準法 構造関係法令集」(日本建築センター編)より
鋼材の厚さが40㎜以下であるため、建築基準法における一般構造用鋼材の許容曲げ応力度oaは以下の通りです。
oa=F/1.5=23.5/1.5≒16kN/cm2
床用グレーチングの風荷重について
建築基準法に基づき計算を行っています。計算にあたり、以下の条件が必要になります。
- 基準風速
- 建築物の高さ
- 計算対象物の地盤面からの高さ
- 地表面粗度区分
床用グレーチングの手すりの設計における荷重について
優良住宅部品評価基準 墜落防止手すり(ベターリビング)に基づき計算を行っています。
手すりに作用する荷重は、295N/mです。
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