概要
本工法は、蓋、受枠、ブレードで構成され、これらを道路に埋設して設置する装置により逆走を防止します。
逆走車両が装置上を走行した場合、路面に設置されたブレードが回転せずに大きな衝撃を与え、逆走を物理的に警告します。
順走車両が走行した場合は、ブレードが回転するため衝撃を与えません。
コンセプト
路面に設置したブレードにより逆走車両に衝撃を与え、注意喚起するもの。ブレードは、順走時には路面下に沈み込む。
基本構造
順走車両が装置上を走行した場合には、ブレードが回転し沈み込み、衝撃を与えない。
(衝撃加速度の値では、橋梁伸縮部走行時より小さい)
逆走した場合は、ブレードが回転せず、路面から突出した状態を維持するため、乗り越える際に車両に対し大きな落下衝撃を与え、物理的に警告する。
(衝撃加速度の値では、橋梁伸縮部走行時の倍の大きさ)
パンクはさせず、衝撃による注意喚起。
特長
・逆走車両に対して衝撃を与えて、物理的に警告できる
・物理的に訴える対策のため、視覚的に訴える対策に比べて見落とすことが少ない
・順走車両に対して、視覚的な影響のみで物理的な影響は軽微である
・電気的な仕掛けでは無いので、停電などの影響は受けない
留意点
・順走車両に対して、視覚的な影響が懸念されるため、必要に応じて看板等で呼びかける必要があります
・装置内の定期的な清掃が必要です。(堆積物が多いとブレードのスムーズな回転を阻害するため)
・逆走防止の効果を向上させる目的で、逆走している事を呼びかける看板と併用することをお勧めします